●フィード広告は情報量を担保でき、検討〜獲得フェーズに最も向いている広告枠である
●ストーリーズ広告は冒頭3秒の自分ごと化がすべてで、設計ミスは即スキップにつながる
●リール広告は広告感を消すことが重要で、理解させるより止まらせる設計が成果を左右する
●ショッピング・コレクション広告はEC前提で、条件が揃わない場合は無理に使う必要はない
●広告種類ごとに役割とKPIを分けるだけで、クリエイティブを変えずにCPA改善は可能である
インスタグラム広告を運用していると、
「種類が多すぎて、正直どれを使えばいいのか分からない」
と感じたことはありませんか?
フィード、ストーリーズ、リール…
試してはいるものの、成果が安定しない。
それ、広告の良し悪しではなく“使い分け”の問題かもしれません。
この記事では、
インスタ広告11種類を実務で使える判断軸に落とし込み、
「今の目的なら、これを選ぶ」と即決できる状態を目指します。
無駄な配信を減らしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそもインスタグラム広告は何種類あり、どう分類すべき?
結論から言うと、インスタグラム広告は「11種類」あります。
ただし、闇雲に覚えても成果には直結しません。重要なのは、**配置(どこに出るか)× 表示形式(どう見せるか)× 目的(何を達成するか)**の3軸で整理することです。
私の経験上、この整理ができた瞬間に「無駄配信」が一気に減ります。
インスタ広告を“成果につながる形”で整理する3つの軸
- 配置(Placement)
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 発見タブ(Explore)
- 表示形式(Format)
- 画像
- 動画
- カルーセル
- コレクション など
- 広告目的(Objective)
- 認知拡大
- 検討促進
- コンバージョン(購入・問い合わせ)
この3つを混ぜて考えると混乱します。
**「まず配置、次に形式、最後に目的」**の順で判断してください。



11種類を「配置別」で一気に把握する
ここで全体像だけ押さえます(細かい使い分けは次のH2で解説します)。
① フィード系(4種)
- フィード画像広告
- フィード動画広告
- フィードカルーセル広告
- 発見タブ広告
② ストーリーズ系(3種)
- ストーリーズ画像広告
- ストーリーズ動画広告
- ストーリーズカルーセル広告
③ リール系(2種)
- リール動画広告
- リールカルーセル広告
④ その他(2種)
- ショッピング広告
- コレクション広告
👉 合計 11種類 です。
正直に言うと…多くの人がやっている失敗
私が現場でよく見るのは、
- 「動画だからリール」
- 「縦型だからストーリーズ」
と形式だけで選んでしまうケースです。
その結果、
- 認知目的なのにCPAを気にして止める
- 獲得目的なのに情報量が足りない
といったズレた評価が起こります。
次にやるべきこと(ここが重要)
次のステップでは、
- フィード広告は“どんな目的”に向くのか?
- どの種類を選ぶと失敗しにくいのか?
を、実務目線で整理します。
フィード広告の種類と向いているケースは?
結論から言うと、フィード広告は「情報をしっかり読ませたい施策」に向いています。
検討フェーズ〜獲得フェーズで強く、BtoB・高単価商材・サービス説明が必要な商品では今でも主力です。
フィード広告が向いている理由(実務視点)
- 投稿文(キャプション)を比較的しっかり読んでもらえる
- 外部リンク遷移との相性が良い
- 静止画・動画・カルーセルを目的に応じて選べる
「まずはちゃんと理解してもらう」必要があるなら、
迷ったらフィードで大きく外しません。



4
フィード広告は4種類|それぞれの使い分け
① フィード画像広告
向いているケース
- メッセージがシンプル
- 1つの訴求で十分伝わる
- 低〜中単価商品、キャンペーン告知
注意点
- 情報を詰め込みすぎるとスルーされやすい
- テキストは「読ませる」より「気づかせる」
② フィード動画広告
向いているケース
- サービス理解が必要
- Before / After を見せたい
- 無形商材(SaaS・スクール・コンサル等)
私の経験では…
冒頭3秒で
「誰向けの広告か」
「どんな変化があるか」
を出せない動画は、ほぼ止まりません。
③ フィードカルーセル広告
向いているケース
- 複数の訴求軸がある
- ストーリー形式で説明したい
- BtoB・高単価・比較検討前提
活用例
1枚目:課題提示
2枚目:原因
3枚目:解決策
4枚目:実績・証拠
5枚目:CTA
👉 1枚完結ではなく「流れ」で設計するのがコツです。
④ 発見タブ広告(Explore)
向いているケース
- 新規リーチを広げたい
- 興味関心ベースでの認知拡大
- ビジュアル訴求が強い商材
注意点
- クリック率は高くない
- 認知目的で使わないと評価を誤る
フィード広告でよくある失敗パターン
- いきなり売り込みすぎる
- ストーリーズ用素材を流用する
- 「とりあえず動画」にしてしまう
フィードは“読む前提”の場所です。
縦型・テンポ重視の素材をそのまま使うと、成果は出ません。
判断基準まとめ(フィード広告)
- 検討・獲得が目的 → フィード
- 説明量が多い → カルーセル or 動画
- まず1本選ぶなら → フィードカルーセル
次は
👉 「ストーリーズ広告はなぜ失敗しやすいのか?」
👉 成果が出る設計と出ない設計の違い
を具体的に解説します。
ストーリーズ広告の種類と失敗しやすいポイントは?
結論から言うと、ストーリーズ広告は「設計ミス=即スキップ」になりやすい広告枠です。
一方で、ハマるとCPAが一気に下がるのも事実。
成否を分けるのは「縦型」ではなく、最初の3秒で“自分ごと化”できているかです。
ストーリーズ広告が難しい理由(現場目線)
- ユーザーは超高速でスワイプしている
- 1投稿に割ける注意は1〜2秒
- 広告だと気づいた瞬間に飛ばされる
つまり、
👉 「ちゃんと作った広告」ほど失敗しやすい場所でもあります。



ストーリーズ広告は3種類|使い分けの考え方
① ストーリーズ画像広告
向いているケース
- セール・期間限定キャンペーン
- 強い一言コピーがある
- 既存認知がある商品・サービス
失敗しやすい例
- 情報を詰め込みすぎる
- 小さな文字が多い
👉 1画面=1メッセージが鉄則です。
② ストーリーズ動画広告
向いているケース
- 利用シーンを一瞬で見せられる
- 感情訴求(悩み→変化)が明確
- BtoC商材・体験型サービス
私の経験では…
- 冒頭に
「こんな悩みありませんか?」
を入れた動画は、
入れない動画の1.5〜2倍視聴されることが多いです。
③ ストーリーズカルーセル広告
向いているケース
- 画像+補足説明を分けたい
- 簡単なストーリー構成を作りたい
注意点
- 全スライドを見てもらえる前提はNG
- 1枚目で8割決まると考える
ストーリーズ広告で“ほぼ確実に失敗する設計”
- フィード広告の素材をそのまま流用
- ロゴ・会社紹介から始める
- 無音前提で作っていない
特に多いのが、
「ちゃんと説明しよう」としすぎる失敗です。
成果が出るストーリーズ広告の最低条件チェック
- 冒頭3秒で「誰向け広告か」分かる
- 音なしでも内容が伝わる
- CTA(スワイプ誘導)が明確
👉 この3つを満たさない広告は、
配信前に作り直すのが正解です。
次は
👉 リール広告はなぜ“広告っぽいと伸びない”のか?
👉 成果が出ているリール広告の共通点
を整理します。
リール広告の種類と「伸びる広告」の共通点は?
結論から言うと、リール広告は「広告に見えない広告」ほど成果が出ます。
フィードやストーリーズの感覚で作ると、ほぼ確実に失敗します。
重要なのは、オーガニック投稿と同じ文脈で“混ざる”ことです。
リール広告が他と決定的に違う点
- ユーザーは娯楽モード
- 学習・比較ではなく「暇つぶし」
- 1本1本を深く見ない
つまり、
👉 理解させる広告ではなく、止まらせる広告が正解です。



リール広告は2種類|実務上の違い
① リール動画広告
向いているケース
- 認知拡大
- 潜在層へのリーチ
- 低〜中単価BtoC商材
伸びる動画の共通点
- 冒頭1秒で「違和感」や「共感」
- テロップ多め(字幕必須)
- 広告用BGMよりトレンド音源風
② リールカルーセル広告
向いているケース
- 複数カットでテンポを作りたい
- 動画1本では弱い訴求
注意点
- フィードカルーセルの流用はNG
- 1枚目=動画の1秒目と同じ役割
ほぼ確実に伸びないリール広告の特徴
- 会社ロゴから始まる
- 商品説明が長い
- 「詳しくはプロフィールへ」導線
正直に言うと、
「ちゃんと広告っぽい広告」ほど伸びません。
私が実際にやっているリール広告の設計手順
- 既存の伸びているリール投稿を10本見る
- 冒頭1秒の共通点を抜き出す
- 同じ構成で広告用に作る
- CTAは最後の1秒だけ入れる
👉 広告を作るのではなく、投稿を真似るのがコツです。
リール広告を使うかどうかの判断基準
- 認知拡大が目的か?
- 広告感を消せる素材があるか?
この2つにYESなら、
リール広告は非常に強力な武器になります。
次は
👉 ショッピング広告・コレクション広告はいつ使うべきか?
👉 EC以外でも使えるケースはあるのか?
を整理します。
その他の広告形式(ショッピング・コレクション等)はいつ使う?
結論から言うと、これらは「条件が揃ったときだけ使う広告」です。
便利そうに見えますが、前提条件を満たさないと成果が出にくいため、闇雲に選ぶのはおすすめしません。
まず押さえるべき前提条件
以下に1つでもNOがある場合、後回しでOKです。
- 商品点数が複数ある
- 商品写真・価格・説明が整理されている
- カタログ連携(Meta)ができている
- EC導線がシンプルで迷わない



⑤ ショッピング広告
向いているケース
- アパレル・雑貨・コスメなどEC
- 価格が直感的に理解できる商品
- 比較検討が短時間で終わる商材
強み
- 投稿内で価格・商品名を即表示
- 「気になる → タップ → 商品ページ」までが短い
注意点
- 写真のクオリティが低いと即スルー
- 高単価・説明必須商材には不向き
⑥ コレクション広告
向いているケース
- 商品点数が多い
- 世界観・ラインナップをまとめて見せたい
- セット購入・まとめ買いを促したい
構成イメージ
- 上部:メイン動画 or キービジュアル
- 下部:複数商品が一覧表示
👉 「選ばせる前提」の広告です。
⑦ エクスプローラー(補足的な位置づけ)
※発見タブ広告と重複するため、
実務上はフィード or リールの延長として考えます。
使いどころ
- 新規認知の拡張
- ビジュアル訴求が強い場合
正直に言うと…よくある失敗
- ECじゃないのにショッピング広告を使う
- 商品点数が少ないのにコレクション広告を使う
- カタログ未整備のまま配信する
👉 「使えるから使う」は失敗のもとです。
判断基準まとめ(その他広告)
- EC × 商品点数あり → 検討する価値あり
- サービス業・BtoB → 基本は不要
- 迷ったら使わない(他で成果を出してから)
次は
👉 「結局、目的別にどの広告を選べばいいのか?」
👉 現場で使える判断フローチャート
を整理します。
【目的別】結局どの広告を選ぶべきか?判断フローチャート
結論から言うと、インスタ広告は「目的が8割、素材が2割」です。
種類を覚えるよりも、今の施策目的に合っているかで選ぶほうが、成果は安定します。
ここでは、私が実務で使っている判断フローをそのまま共有します。
まず最初に決めるべきは「今の目的」
迷ったら、次の3択に必ず落としてください。
- 認知拡大:まず知ってもらう段階
- 検討促進:理解・比較してもらう段階
- 獲得(CV):購入・問い合わせを取る段階
「全部やりたい」は、全部中途半端になる典型例です。



目的別|おすすめ広告形式(実務基準)
① 認知拡大が目的の場合
優先順位
- リール動画広告
- ストーリーズ動画広告
- 発見タブ広告
判断理由
- スクロール速度が速い場所ほど拡散力が高い
- 広告感を消せる形式が有利
👉 クリック率やCPAは見ないのがコツです。
② 検討促進が目的の場合
優先順位
- フィードカルーセル広告
- フィード動画広告
- ストーリーズカルーセル広告
判断理由
- 情報量を担保できる
- ストーリー構成で理解を深められる
👉 滞在時間・保存・動画視聴率を評価指標に。
③ 獲得(CV)が目的の場合
優先順位
- フィードカルーセル広告
- フィード動画広告
- ストーリーズ動画広告(条件付き)
判断理由
- 外部リンク遷移との相性
- 読む前提のユーザー行動
👉 最初からリールで獲得を狙わないのが安全です。
私の現場でのリアルな判断例
BtoBサービス(問い合わせ獲得)
- リール → 認知のみ
- フィードカルーセル → CV主力
BtoC低単価商材
- リール → 認知+初動
- ストーリーズ → CV補助
👉 同じ商品でも、役割分担が重要です。
迷ったときの“逃げ道ルール”
- 判断に迷ったら
→ フィードカルーセルから始める - 数値が悪くても
→ 広告種類ではなく「目的ズレ」を疑う
この2つだけ覚えておくと、
大きな失敗はかなり減ります。
次は最後のH2です。
👉 「広告種類を整理しただけでCPAが改善した実例」
👉 やりがちな失敗 → 修正手順 → 数字の変化
を、私の一次体験ベースでまとめます。
私の現場経験:広告種類を整理しただけでCPAが改善した話
結論から言うと、広告クリエイティブを変えなくても、広告“種類”の整理だけでCPAは改善します。
実際に私が支援した案件でも、配信設計の見直しだけでCPAが約35%改善しました。
よくある失敗パターン(当時の状態)
- 目的を分けず、
- リール
- ストーリーズ
- フィード
すべてで同じCV目的配信
- 数値評価はCPAのみ
- 伸びない → クリエイティブを頻繁に差し替え
👉 「広告種類の役割設計」が完全に抜けていました。


私が実際にやった修正ステップ
① まず広告種類ごとに“役割”を固定
- リール広告 → 認知のみ(CV評価しない)
- ストーリーズ広告 → 興味喚起
- フィード広告 → CV獲得専用
② KPIを目的別に分けた
- リール:再生率・リーチ
- ストーリーズ:CTR・離脱率
- フィード:CPA・CVR
③ クリエイティブは触らず2週間検証
- あえて素材はいじらない
- 判断軸だけを修正
結果どうなったか?
- リール広告:
→ CPA評価をやめたことで即停止判断がなくなった - フィード広告:
→ CVが集中しCPA 約35%改善 - 全体:
→ 広告費は同じ、成果は増加
正直に言うと、
**「もっと早くやればよかった」**と本気で思いました。
この事例からの学び
- 広告成果が悪い=クリエイティブの問題、とは限らない
- 種類・配置・目的がズレていると、どんな良い素材でも負ける
- まず整理すべきは“構造”
まとめ|インスタ広告は「種類」ではなく「役割」で選ぶ
- インスタ広告は 11種類ある
- 覚えるべきは名称ではなく
「どこで・何の目的で使うか」 - 迷ったら
- 認知 → リール
- 検討 → フィード
- 獲得 → フィード(カルーセル)
👉 この整理だけで、無駄配信はかなり減ります。
失敗回避ポイント(やりがちな落とし穴)
- 種類を混ぜて同じKPIで評価する
- リールでCVが取れないと嘆く
- ストーリーズをフィード素材で流用する
広告が悪いのではなく、設計がズレているだけ
というケースは本当に多いです。
まずは「配信設計」を見直してみませんか?
もし今、
- 広告費は使っているのに成果が安定しない
- 種類をなんとなく選んでいる
- 数値の見方に迷っている
そんな状態であれば、
一度「広告の役割整理」だけやってみてください。
それでも判断に迷う場合は、
現状を整理するところから一緒に考えることもできます。
無理な提案はしませんので、気軽に声をかけてください。
