●D2C・通販では商品説明を捨て、使用後の変化や体験談など共感重視のクリエイティブがROAS改善の起点になる
●教育・人材・BtoBなどサービス系では、機能や条件説明よりも「失敗体験」「導入後の変化」を見せる方が成果につながりやすい
●店舗・ローカルビジネスでは来店までの心理ハードルを分解し、広告と導線の役割を分けることでROAS300%超えが実現する
●成功事例に共通するのは、ROASだけを見ずCTR・CVRで改善点を判断し、クリエイティブは切り口違いで検証している点である
●Instagram広告で成果が出ない多くの原因は、早期判断・説明過多・ターゲット絞りすぎといった失敗パターンにある
「Instagram広告を回しているのに、ROASが200%前後で頭打ち…」
現場で、こうした悩みを本当によく聞きます。
実はROAS300%を超えている広告の多くは、特別な裏技を使っているわけではありません。
業界ごとに“やるべき設計”を外していないだけです。
この記事では、実際にROAS300%超えを達成した業界別15事例をもとに、再現性のある考え方と施策を実務目線で整理します。

- Instagram広告でROAS300%を達成する基本設計とは?
- 【業界別事例①〜⑤】D2C・通販(物販)でROAS300%超えたInstagram広告施策
- D2C・通販で共通していた成功条件
- 【業界別事例⑥〜⑩】サービス系(教育・人材・BtoB)でROAS300%を超えた施策
- サービス系でROAS300%を超えた共通点
- 【業界別事例⑪〜⑮】店舗・ローカルビジネスでROAS300%を超えたInstagram広告施策
- 店舗・ローカルでROAS300%を超えた共通点
- Instagram広告でROASを押し上げた5つの共通成功要因とは?
- ここまでの内容を一言でまとめると
- Instagram広告でよくある失敗と、ROASを立て直す具体改善手順
- まとめ|ROAS300%超えは「特別な事例」ではない
- 実践前チェック|まずここから見直してください
- CTA|まずは“整理”から始めませんか?
Instagram広告でROAS300%を達成する基本設計とは?
結論から言うと、ROAS300%を安定して超えるInstagram広告は「運用テクニック」ではなく設計の勝負です。
私の経験上、成果が出ているアカウントほど、配信前に「誰に・何を・どこまで期待するか」が明確に整理されています。
逆に、ここが曖昧なまま配信を始めると、どれだけ改善してもROASは頭打ちになります。
まず押さえるべきは、以下の4ステップ設計です。
ROAS300%超えのための基本4ステップ
- KPIを“ROAS以外”も含めて定義する
- CPA/CTR/CVR
- 「どこが詰まったら失敗か」を事前に決める
- ターゲティングは“広く→絞る”前提で設計
- 初期から絞りすぎない
- データを学習させる余地を残す
- クリエイティブは1案ではなく“仮説セット”で用意
- 切り口違いを最低3パターン
- 商品訴求/悩み訴求/比較訴求 など
- 改善は数字→仮説→施策の順で回す
- 感覚で止めない
- 数字が「次の一手」を教えてくれる



なぜ多くの企業がROAS200%で止まるのか?
正直に言うと、よくある失敗はこの2つです。
- ROASだけを見て良し悪しを判断してしまう
- クリエイティブ改善=デザイン変更だと思っている
私が過去に支援したEC案件でも、
ROAS180%で停滞 → KPIを分解 → クリエイティブの“訴求軸”を変更
これだけで、ROAS320%まで改善したケースがあります。
つまり重要なのは、
👉 「数字を見て、どこを直すか判断できる設計」
これがあるかどうかです。
次は、
**「D2C・通販(物販)」業界でROAS300%を超えた具体事例(5選)**を解説します。
・どんなクリエイティブだったのか
・どの指標を見て改善したのか
・真似するならどこから着手すべきか
を、実務目線で完全分解します。
【業界別事例①〜⑤】D2C・通販(物販)でROAS300%超えたInstagram広告施策
D2C・通販領域は、Instagram広告と最も相性が良い一方で、
「なんとなく配信」だとROAS150〜200%で止まりやすい業界でもあります。
ここでは私が実際に見てきた中から、
**ROAS300%を超えた“再現性のある5パターン”**を業界横断で整理します。
事例① 美容系D2C|商品説明を捨て「使用後の変化」だけを見せた
結果
・ROAS:180% → 340%
・CTR改善が起点
やったこと
- 成分・機能説明をすべて削除
- 「使う前/使った後」の変化だけを動画で見せる
- 冒頭3秒で“悩みの共感”を入れる
判断ポイント
- Instagramは「理解」より「共感」が先
- 商品説明はLPに任せる
事例② 健康食品EC|購入訴求をやめ“体験談広告”に切り替え
結果
・CPA:¥6,500 → ¥3,200
・ROAS:310%
やったこと
- 広告感のあるコピーを全撤廃
- ユーザーの体験談をストーリー形式で再構成
- CTAは「詳しく見る」のみ
失敗からの学び
- 「今すぐ買って」はInstagramでは重い
- 広告=口コミに近づけるほど強い
事例③ アパレルEC|モデル起用をやめUGC風動画に変更
結果
・CVR:1.2% → 2.8%
・ROAS:360%
やったこと
- プロモデルを使った写真広告を停止
- スマホ撮影の着用動画に切り替え
- コメント欄の反応を見て訴求を微調整
現場感覚
- 「おしゃれ」より「自分が着た想像」
- 作り込みすぎると逆効果
事例④ 日用品EC|ターゲットを“広げて”ROAS改善
結果
・ROAS:220% → 330%
やったこと
- 興味関心を細かく絞りすぎていた設定を解除
- 年齢×性別のみで広め配信
- クリエイティブで絞り込む設計に変更
よくある勘違い
- ターゲティング=広告セットでやるもの、ではない
- Instagramは「広く見せて、反応で学習」
事例⑤ サブスク型EC|初回価格を前面に出さなかった
結果
・初回CVは微減
・LTV改善 → ROAS390%
やったこと
- 「初回◯円」を広告から削除
- 利用シーン・生活変化を中心に訴求
- 定期購入の不安はLPで解消
重要な視点
- ROASは短期CVだけで判断しない
- “誰を集めるか”で広告成果は変わる



D2C・通販で共通していた成功条件
5事例を通して、共通していたのは次の3点です。
- 広告で売らない(LPで売る)
- クリエイティブは仮説違いで複数用意
- ROASだけで止めず、CTR・CVRも必ず見る
正直、ここを押さえるだけでも
「広告費を増やしても怖くない状態」になります。
【業界別事例⑥〜⑩】サービス系(教育・人材・BtoB)でROAS300%を超えた施策
サービス系は「商品が見えない」分、Instagram広告では不利だと思われがちです。
正直に言うと、やり方を間違えるとROAS100%台で簡単に詰まります。
ただし、設計を変えるだけで一気に300%を超えるケースも珍しくありません。
ここでは教育・人材・BtoBで実際に成果が出た5パターンを解説します。
事例⑥ オンラインスクール|講座説明を捨て「失敗体験」から入った
結果
・CPA:¥9,800 → ¥4,100
・ROAS:320%
やったこと
- カリキュラム説明を広告から完全削除
- 「過去に失敗した話」を冒頭3秒で語る動画に変更
- 解決策は“ぼかして”興味付け
判断軸
- Instagramでは「正解」より「自分ごと」
- 学習意欲は共感から始まる
事例⑦ 人材サービス|求人訴求をやめ“1日のリアル”を見せた
結果
・CTR:0.6% → 1.9%
・ROAS:350%
やったこと
- 条件・給与・福利厚生の訴求を停止
- 働く人の1日をストーリー動画で紹介
- コメント欄の質問を次回広告に反映
現場での気づき
- 条件は後出しでいい
- 最初は「雰囲気」と「想像」
事例⑧ BtoB SaaS|機能説明をやめ“導入前後の変化”に集中
結果
・リードCPA:¥18,000 → ¥7,500
・ROAS:310%
やったこと
- 機能一覧スライドを全停止
- 導入前→導入後の業務変化を図解動画化
- CTAは「資料請求」ではなく「事例を見る」
重要ポイント
- BtoBでもInstagramは感情訴求が効く
- 数字は“変化の裏付け”として使う
事例⑨ コンサル・士業|専門性を出さず「相談前の不安」を言語化
結果
・CVR:1.1% → 2.6%
・ROAS:330%
やったこと
- 専門用語を一切使わない広告文に変更
- 「相談していいのか分からない」という心理を代弁
- 顔出し+短文コピーのみ
失敗から学んだこと
- 専門性は出しすぎると距離ができる
- 安心感がCVを動かす
事例⑩ BtoB研修|ターゲットを“担当者”に絞り直した
結果
・ROAS:210% → 370%
やったこと
- 経営者向け訴求を全停止
- 現場担当者の悩み(上司説明・成果責任)にフォーカス
- 広告文を「社内で説明しやすい表現」に変更
設計の本質
- 決裁者=広告のターゲットとは限らない
- Instagramは“最初に動く人”を狙う


サービス系でROAS300%を超えた共通点
5事例に共通していたのは、次の3点です。
- 説明しない。感情を動かす
- 売らない。行動の一歩手前を作る
- “誰の悩みか”を1人に絞る
サービス系ほど、
👉 広告=理解させる場
と考えると失敗します。
【業界別事例⑪〜⑮】店舗・ローカルビジネスでROAS300%を超えたInstagram広告施策
店舗系ビジネス(飲食・美容・整体・ジムなど)は、
**「Instagram広告=集客向きだけどROIが合わない」**と言われがちです。
正直に言うと、
来店導線を設計せずに配信している限り、ROASは上がりません。
ここでは、実店舗でもROAS300%を超えた5つの再現パターンを解説します。
事例⑪ 飲食店|メニュー広告を捨て「来店理由」を1つに絞った
結果
・来店CPA:¥3,200 → ¥1,100
・ROAS:360%
やったこと
- 料理写真の羅列をすべて停止
- 「この店を選ぶ理由」を1つだけ訴求
(例:◯分で出る/1人でも入りやすい) - CTAは「予約」ではなく「場所を見る」
重要ポイント
- 飲食は“全部うまそう”は伝わらない
- 判断理由は1つで十分
事例⑫ 美容室|クーポンを使わず“失敗しない理由”を見せた
結果
・初回来店率向上
・ROAS:310%
やったこと
- 初回割引クーポン広告を停止
- 「よくある失敗例 → うちの考え方」を動画化
- スタイリストの顔出し+短文
私の経験では
- 値引きは来店の質を下げやすい
- 美容系は“安心”が最大の訴求
事例⑬ 整体・治療院|症状説明をやめ“通う人の変化”を見せた
結果
・問い合わせCPA:¥5,600 → ¥2,400
・ROAS:340%
やったこと
- 症状・理論説明を広告から排除
- 「通院後の生活の変化」をストーリー化
- LINE予約に一本化
判断軸
- 体の話は難しい
- 生活の変化は直感的
事例⑭ パーソナルジム|ビフォーアフターを使わなかった
結果
・CVR改善
・ROAS:320%
やったこと
- 過度なビフォーアフター画像を停止
- 「続けられなかった人向け」の共感訴求
- トレーナーの価値観を言語化
現場で見た傾向
- 劇的変化は警戒される
- 共感=信頼に直結
事例⑮ 学習塾・スクール|保護者ではなく“子どもの視点”で設計
結果
・問い合わせ数増加
・ROAS:350%
やったこと
- 保護者向け成績訴求を停止
- 子どもが「行きたくなる理由」を動画化
- 体験申込前のハードルを下げた
本質
- 決める人と、影響する人は違う
- Instagramは“感情側”に刺す媒体



店舗・ローカルでROAS300%を超えた共通点
5事例に共通していたのは、以下です。
- 来店までの心理ハードルを1つずつ潰している
- 広告で完結させず、次の行動を軽くしている
- “行く理由”を言語化できている
店舗系は、
👉 広告=集客装置
👉 導線=成果装置
この役割分担が重要です。
Instagram広告でROASを押し上げた5つの共通成功要因とは?
ここまで15事例を見てきて、業界は違っても
ROAS300%を超えた広告には、ほぼ同じ設計思想がありました。
逆に言えば、
ここを外すと「一部は当たるが、安定しない」状態になります。
成功要因① ROASだけで判断しないKPI設計
結論
ROASは「結果」であって、「原因」ではありません。
実務で見ている指標
- CTR:訴求がズレていないか
- CVR:LPと広告の一貫性
- CPA:改善余地の判断材料
私の失敗談
ROASだけを見て広告を止め、
後から“伸びるクリエイティブ”を潰したことがあります。
成功要因② クリエイティブは「切り口」で考える
結論
色やデザインより、何を切り口にするかが重要です。
よく使われていた切り口
- 悩みの共感
- 失敗体験
- 利用後の変化
- 他との違い
判断基準
CTRが動かない → 切り口を変える
CVRが動かない → 導線を見直す
成功要因③ ターゲティングは“絞らない勇気”
結論
Instagram広告は、学習させた方が強い。
共通していた設定
- 年齢+性別のみ
- 興味関心は最低限
- 反応はクリエイティブで分ける
注意点
- 配信初期に判断しすぎない
- 学習が回る前に止めない
成功要因④ 広告で売らない。次の行動を作る
結論
Instagramは「購入」より「一歩目」に強い媒体。
多かった設計
- 広告 → 詳細を見る
- 広告 → 事例・口コミ
- 広告 → 場所・雰囲気確認
現場感覚
売ろうとすると、逆に売れない。
成功要因⑤ 改善は“感覚”ではなく“数字→仮説”
結論
改善が属人化していると、再現しません。
回していた改善ループ
- 数字を見る
- どこが詰まっているか仮説
- 1点だけ変える
- 比較する



ここまでの内容を一言でまとめると
ROAS300%超えは「才能」ではなく「設計」です。
業界が違っても、考え方はほぼ同じでした。
最後に、
Instagram広告でよくある失敗と、その具体的な改善手順を整理します。
Instagram広告でよくある失敗と、ROASを立て直す具体改善手順
ここが最後の実務パートです。
正直に言うと、ROASが伸びない理由の8割は**「やってはいけない型」にハマっている**だけです。
逆に言えば、失敗パターンを外すだけで数字は戻ります。
失敗① いきなりROASで広告の良し悪しを判断する
よくある状況
- 配信3日でROASが低い
- 「この広告ダメだ」と停止
なぜダメか
- 学習前で数字がブレている
- “伸びる芽”を自分で潰している
改善手順
- 最低でも CTRとCVR を確認
- CTRが高い → クリエイティブはOK
- CVRが低い → LP・導線を疑う
失敗② クリエイティブ改善=デザイン変更だと思っている
よくある行動
- 色を変える
- フォントを変える
- 写真を差し替える
でも成果は変わらない
改善手順
- デザインではなく「切り口」を変える
- 共感 → 失敗 → 変化 → 比較
- 1広告1仮説で検証する
失敗③ ターゲットを最初から絞りすぎる
ありがちな設定
- 興味関心を大量に指定
- 年齢もピンポイント
結果
- 配信量が出ない
- 学習が進まない
改善手順
- 年齢+性別だけに戻す
- 絞り込みはクリエイティブで行う
- 反応データを“集める期間”を作る
失敗④ 広告で全部説明しようとする
よくある誤解
- 「説明しないと伝わらない」
実際は
- 情報過多=スキップされる
改善手順
- 広告:興味を持たせる
- LP:理解・納得させる
- 役割分担を明確にする
失敗⑤ 改善が“なんとなく”になっている
危険な状態
- 数字を見ているようで見ていない
- 感覚で止める・変える
改善手順(テンプレ)
- 数字を見る
- 詰まりポイントを1つ決める
- 1要素だけ変更
- 前後比較



まとめ|ROAS300%超えは「特別な事例」ではない
この記事で伝えたかったのは、これです。
- ROAS300%は一部の成功者だけの話ではない
- 業界が違っても、考え方と設計は共通
- 成果を分けるのは「判断基準」を持っているかどうか
正直、
「もっと早くこの考え方を知っていれば…」
という声を、現場で何度も聞いてきました。
実践前チェック|まずここから見直してください
- ROAS以外のKPIを見ていますか?
- 広告で売ろうとしていませんか?
- クリエイティブは“切り口違い”で検証していますか?
- 改善が感覚論になっていませんか?
1つでも「ドキッ」としたら、改善余地はあります。
CTA|まずは“整理”から始めませんか?
いきなり広告費を増やす必要はありません。
まずは、
- 今の広告は「どこで詰まっているか」
- どこを直せば一番効きそうか
これを紙に書き出すだけでも、次の一手は見えてきます。
「自社の場合はどうだろう?」
そう感じたら、一度立ち止まって整理してみてください。
それだけで、無駄な広告費はかなり減ります。
