●フィード広告は情報伝達に強く、4:5サイズを使うだけで視認性とCTRが改善しやすい
●ストーリーズ広告は即時行動向けで、9:16専用設計とセーフゾーン厳守が必須となる
●リール広告は認知拡大に強く、冒頭1秒の動きと感情訴求が成果を左右する
●発見タブ・ショッピング広告は条件依存だが、商品単体で魅力が伝わる場合に効果を発揮する
●成果が出ない原因の多くは戦略ではなく、サイズ・構成・役割分担の設計ミスにある
Instagram広告を出してみたものの、
「どのフォーマットを使えばいいのか分からない」
「サイズは合っているはずなのに成果が出ない」
そんな悩みを抱えていませんか?
正直に言うと、Instagram広告は設定や仕様を少し間違えるだけで、簡単に成果が落ちます。
この記事では、各広告フォーマットの特徴と推奨サイズを整理し、
実務で迷わず選べる判断軸を提供します。
暗記ではなく「設計」で広告成果を安定させたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

Instagram広告にはどんなフォーマットがある?
結論から言うと、Instagram広告は「表示される場所」と「表現形式」の組み合わせで理解すると、一気に整理できます。
私の経験では、ここを曖昧にしたまま配信すると「作ったのに成果が出ない」原因になりやすいです。まずは全体像を押さえましょう。
Instagram広告フォーマットの全体像(まずは俯瞰)
- 表示場所(プレースメント)
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 発見タブ
- ショッピング(商品タグ連動)
- 表現形式
- 画像(静止画)
- 動画
- カルーセル(複数枚)
これらは、Instagram広告(Meta広告)の管理画面上で組み合わせて配信されます。



なぜ「全部出せばいい」は失敗するのか?
正直に言うと、
「全プレースメントON」=成果最大化ではありません。
現場でよく見る失敗パターンは次の通りです。
- ストーリーズ向けに作っていない画像をそのまま流す
→ 文字が切れる/読めない - フィード用の静止画だけでリールにも配信
→ ほぼスキップされる - 認知目的なのにCV向けフォーマットを使う
→ CPAが合わない
実務での判断軸(ここが重要)
私がクライアントに必ず伝えるのは、次の順番です。
- 目的は何か?(認知/集客/購入・問い合わせ)
- ユーザーはどこで見るか?(流し見か/没入か)
- 表現は静止画か動画か?
👉 この3つが決まってから
フォーマットとサイズを選ぶのが正解です。
次からは、
**各フォーマットごとに「特徴・向いている目的・推奨サイズ」**を
実務目線で1つずつ解説していきます。
フィード広告の特徴と推奨サイズは?
結論:
フィード広告は「情報をきちんと読ませたい」「比較・検討フェーズ」に向いた、最も汎用性の高いフォーマットです。
一方で、サイズ選定を間違えると表示面積を自ら捨てているケースも多く見かけます。
フィード広告の特徴(実務目線)
フィード広告は、ユーザーの通常投稿の間に自然に表示されます。
向いている目的
- サービス理解・比較検討
- BtoB商材の認知〜検討
- EC商品の詳細訴求
向いていないケース
- 一瞬で惹きつけたい衝動買い商材
- 縦型動画前提の世界観訴求



推奨サイズ一覧(そのまま使える)
ここは暗記不要です。
私は現場では「縦長1択」で指示することがほとんどです。
| 形式 | 推奨サイズ | アスペクト比 | 実務コメント |
|---|---|---|---|
| 正方形 | 1080×1080px | 1:1 | 無難だが表示面積が小さい |
| 縦長 | 1080×1350px | 4:5 | ⭐ 最もおすすめ |
| 横長 | 1200×628px | 1.91:1 | ほぼ使わない |
なぜ「4:5(縦長)」がベストなのか?
理由はシンプルです。
- スマホ画面の占有率が高い
- スクロール中でも視認性が高い
- 正方形より情報量を載せられる
私の経験でも、
同じクリエイティブ内容で1:1 → 4:5に変えただけでCTRが改善したケースは珍しくありません。
フィード広告でよくある失敗
- 正方形前提で作り、文字が小さくなる
- 情報を詰め込みすぎて「広告感」が強くなる
- ファーストビューに結論がない
対策チェック
- 最初の1秒で「誰向けか」が分かるか
- 文字は少なく、主張は1つか
- 詳細はLPに逃がしているか
次は、
「全画面で最も没入感が高い」ストーリーズ広告について解説します。
ストーリーズ広告はどんな目的に向いている?
結論:
ストーリーズ広告は「瞬間的に惹きつけて、行動させる」ためのフォーマットです。
フィード広告の延長で作ると失敗しやすく、専用設計が前提になります。
ストーリーズ広告の特徴(流し見前提)
ストーリーズは、ユーザーがタップで次へ進む前提の閲覧体験です。
向いている目的
- セール・キャンペーン告知
- 無料登録・資料DLなど即時アクション
- ECの衝動買い商品
向いていないケース
- 説明が長い高額・複雑商材
- 文字情報が多いBtoB訴求


推奨サイズ・仕様(必須)
ここを外すと、どんなに良い内容でも成果が出ません。
- 推奨サイズ:1080×1920px
- アスペクト比:9:16
- 形式:画像 or 動画(最大15秒)
セーフゾーン目安
- 上下それぞれ 約250px は重要情報を置かない
- プロフィール名
- CTAボタン
- UIに被るため
成果が出る構成(実務テンプレ)
私がよく使う構成です。
- 冒頭1秒で結論
- 悩み/ベネフィットを直球で
- 視覚で理解
- 写真・動きで一瞬で伝える
- 行動を1つだけ
- 「詳しく見る」「今すぐ確認」
👉 情報は削るほど成果が出やすいのがストーリーズです。
よくある失敗と回避策
失敗例
- フィード用画像を縦に伸ばしただけ
- 文字が多くて読めない
- CTAが複数ある
回避策
- 最初から9:16で設計する
- 文字は3行以内を目安に
- 行動は1つに絞る
次は、
**近年配信比率が急増している「リール広告」**を解説します。
リール広告はどんな商材・目的に合う?
結論:
リール広告は「短時間で興味を喚起し、世界観ごと伝える」のに強いフォーマットです。
特に 動画慣れしたユーザー層 に対しては、認知〜興味付けで非常に効果を発揮します。
リール広告の特徴(没入型・動画前提)
リールは、ユーザーが縦型動画を連続視聴する場所です。
向いている商材・目的
- D2C・EC(アパレル/コスメ/食品)
- 体験・ビフォーアフターが伝えやすい商材
- 認知拡大・リーチ獲得
向いていないケース
- 動きのない説明中心商材
- 静止画しか素材がない場合


推奨サイズ・仕様
- 推奨サイズ:1080×1920px
- アスペクト比:9:16
- 動画尺:6〜15秒推奨(最大90秒)
※ ストーリーズとサイズは同じですが、
「見せ方の思想」は別物です。
成果が出る動画構成(現場で使う型)
私が実際に使っている構成です。
- 最初の0.5〜1秒で違和感を作る
- 動き・表情・意外性
- 価値が一瞬で分かる
- 使用シーン/変化
- 軽い行動喚起
- 詳しく見る/続きはこちら
👉 リールは「説明」より感情が先です。
よくある失敗
- フィード動画をそのまま流用
- 冒頭が静止している
- ロゴ表示が最初に来る
改善ポイント
- 冒頭に“動き”を入れる
- ロゴは最後でOK
- 音あり前提で作る(字幕必須)
次は、
**少しマニアックだがハマると強い「発見タブ・ショッピング広告」**を整理します。
発見タブ・ショッピング広告は使うべき?
結論:
発見タブ広告・ショッピング広告は「ハマる条件が限定的」ですが、
条件が合えばCPA・ROASが一気に改善するケースもあります。
発見タブ広告の特徴(潜在層向け)
発見タブは、ユーザーが新しい投稿・アカウントを探す場所です。
向いている目的
- 新規ユーザーへの認知拡大
- ビジュアルで惹きつけられる商材
- フォロワー獲得の起点作り
向いていないケース
- ブランド認知がゼロで信頼が必要な商材
- 文字説明が前提の商品・サービス



ショッピング広告の特徴(EC特化)
ショッピング広告は、商品タグと直接連動する点が最大の強みです。
向いている商材
- EC商品(価格が分かりやすい)
- 写真だけで価値が伝わる商品
- 比較検討が少ない商材
前提条件
- 商品カタログ連携が完了している
- 商品ページ(LP)の完成度が高い
推奨サイズ・仕様(基本はフィード準拠)
- 正方形:1080×1080px(1:1)
- 縦長:1080×1350px(4:5)
- 動画も使用可(商品が一瞬で分かることが前提)
👉 正直に言うと、
フィード広告で成果が出ていない状態で手を出すと失敗しやすいです。
実務者としての判断基準
私の現場では、次の順で検討します。
- フィード/ストーリーズで勝ちパターンがあるか
- 商品単体で魅力が伝わるか
- LPがスマホ最適化されているか
この3つが揃っていない場合、
まだ使うタイミングではありません。
次は、
「結局どれを選べばいい?」を一発で整理する目的別マトリクスを出します。
目的別|どの広告フォーマットを選ぶべき?
結論:
Instagram広告で迷う最大の原因は、
**「フォーマットを目的ではなく、なんとなくで選んでいること」**です。
ここでは、実務で即使える判断軸に落とします。
まずは目的を3つに分ける
Instagram広告の目的は、ほぼ次の3つに集約されます。
- 認知拡大:とにかく知ってもらう
- 興味・集客:詳しく見てもらう/遷移
- CV(購入・問い合わせ):行動させる
この目的ごとに、相性の良いフォーマットが明確に違います。



目的別おすすめフォーマット一覧(実務用)
① 認知拡大が目的の場合
おすすめ
- リール広告(動画)
- 発見タブ広告
- ストーリーズ広告(動画)
理由
- 表示回数・没入感が高い
- 世界観・雰囲気が伝わりやすい
👉 まずは動画。説明はいらない。
② 興味・集客が目的の場合
おすすめ
- フィード広告(4:5)
- ストーリーズ広告(画像+短文)
理由
- 情報を“見せてから”判断してもらえる
- LP遷移との相性が良い
👉 一番バランスが良く、失敗しにくいゾーンです。
③ CV(購入・問い合わせ)が目的の場合
おすすめ
- フィード広告(4:5)
- ショッピング広告(EC)
理由
- 比較・検討しやすい
- 価格・条件を伝えられる
👉 正直に言うと、
CV狙いでリール1本勝負はギャンブルです。
私が現場でやっている鉄板パターン
迷ったら、まずこれです。
- フィード広告(4:5)で勝ちパターンを作る
- ストーリーズで刈り取り
- リールで認知を広げる
👉 フォーマットは“役割分担”で使うと、全体の数字が安定します。
次は最後に、
サイズ・仕様で本当によくある失敗と、その回避策をまとめます。
👉 続ける場合は 「次」 と入力してください。
次
H2-7|サイズ・仕様でよくある失敗と回避策は?
結論:
Instagram広告の失敗原因は、
**「戦略」よりも「仕様ミス・設計ミス」**であることが非常に多いです。
ここを潰すだけで、無駄な広告費はかなり減らせます。
現場で本当によく見る失敗パターン
私がこれまで見てきた中で、特に多いのは次の4つです。
- セーフゾーン無視で文字・CTAが切れる
- フィード用素材を縦に引き伸ばして流用
- 1クリエイティブで全フォーマット対応しようとする
- テキストを詰め込みすぎて何も伝わらない



失敗を防ぐための実務チェックリスト
制作・入稿前に、最低限ここだけ確認してください。
共通チェック
- 目的(認知/集客/CV)は明確か
- 1フォーマット=1役割になっているか
サイズ・表示チェック
- フィード:4:5(1080×1350)になっているか
- ストーリーズ/リール:9:16(1080×1920)か
- 上下セーフゾーンに重要情報を置いていないか
表現チェック
- 伝えたいことは1つだけか
- 冒頭1秒で意味が伝わるか
- CTAは1つに絞られているか
正直な実務アドバイス
「全部対応した完璧な広告」を目指すほど、
どのフォーマットでも弱くなる傾向があります。
私の経験では、
- フィードはフィード用に
- ストーリーズはストーリーズ用に
- リールはリール用に
割り切って作った方が、最終的に成果が出ます。
まとめ|Instagram広告フォーマットは「暗記」ではなく「設計」
- Instagram広告は 目的 × 表示場所 × 表現形式 で考える
- 迷ったらまずは フィード広告(4:5) から
- ストーリーズ・リールは 専用設計が前提
- 成果が出ない原因の多くは サイズ・構成ミス
👉 フォーマット選びはテクニックではなく、
設計の問題です。
失敗回避ポイント(やりがちな落とし穴)
- 「全プレースメントON」で配信して満足する
- デザインを優先して視認性を落とす
- 動画=リール、という短絡的な判断
回避策
→ 目的を決めて、役割分担でフォーマットを使う。
まずは“整理”から始めてみませんか?
もし今、
- どのフォーマットを使うべきか迷っている
- 広告費に対して成果が見合っていない
- クリエイティブ改善の優先順位が分からない
そんな状態なら、
一度フォーマットと目的を整理するだけでも改善余地は見えてきます。
「まずは何を変えるべきか」を考えるところから、
試してみてください。
